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よくあるご質問

小児歯科は何歳まで通うことができるのですか?

年齢制限はありません。小児歯科のゴールは、むし歯の無い、歯並びの綺麗な大人の歯並びを完成させることです。
永久歯が生えそろう(親知らずを除く)13~14歳頃と思われますが、まだこの時期は上下の咬み合わせは完成していません。
そして、このあと思春期に入ることで顎や顔面の成長発育が顕著となるため、治療をする上で考慮しないといけない事が出てきます。

虫歯が多いです。赤ちゃんも虫歯になりやすいですか?

虫歯になりやすい歯並びや、歯の性質、唾液の性質など、遺伝的なものも確かにあります。
それよりも、赤ちゃんが育つ環境に左右されることが多いものです。
家庭での食事や飲み物の与え方、歯みがきなどの生活習慣が赤ちゃんの虫歯をつくります。
また虫歯菌はお母さんや赤ちゃんに関わる人達から赤ちゃんに伝播すると言われていますから、お母さんだけではなく、赤ちゃんに関わる人達のお口の環境を改善することが必要です。

ご家族やお母様方のお口の状態が悪ければ食事の好みも柔らかいものや味の濃いものになり、お子様のお口の環境の改善がむずかしくなります。お菓子屋さんや飲食業自営の方のご家族のお口の状態は一般的に悪いです。

また、人は体内時計によりホルモンや神経は調節されていますから、自営業の方、夜勤のお仕事の方など生活リズムがお天道様の動きと異なる生活をされている方は体調管理が難しいですし結果的にお口の状態が悪くなりがちです。

私は歯並びが悪いのですが、赤ちゃんも将来悪くなりますか?もし、悪くなるなら、何に気をつけたらよいですか?

歯並びは、遺伝的要因が強いとされているので、赤ちゃんも将来歯並びが悪くなる可能性は普通の人よりも高くなります。
赤ちゃんのかみ合わせは哺乳期と離乳期、普通食期では大きく変わります。顎の発育が良くなるためにはもちろん柔らかいものばかりを好むようではだめですが、かといって、あまり固いものを必要以上に与えすぎては食欲が落ち全身の発育にはマイナスです。ここで重要な事は断乳の時期です。1歳を目安にしてください。そして1歳過ぎてフォローアップミルクを長々と与えないようにしましょう。普通食の移行がスムーズできないばかりか、食欲が増えませんから噛む事が少なくなります。脳の発育にも影響が出るのではないでしょうか?断乳が遅れるほど圧倒的に虫歯になりやすくなります。
虫歯がひどくなると歯並びも悪くなります。
どうしても矯正治療が必要な場合は4歳位から可能ですが、その前から、定期的に診査を受けることをお勧めします。
治療の必要性と治療の効率を考えます。低年齢から治療をスタートしても将来また逆戻りする事もありますし、装置をうまく使えなかったり、そうするとお母様もおうちでストレスを抱える事になります。

お母様方が気にされるのはほとんど前歯など目に見えやすい問題か、学校検診で指摘されたからという事が多く、プロから見れば、たいしたこともなければ、もっと深刻なこともあります。見た目の問題ではわかりにくい咬合平面のずれや顎のずれなどは体のバランス、左右前後の体の傾きに影響しますが、ほとんど、指摘するまで気づいていません。成長期のずれはそのまま成人まで持っていく事になりますし悪化する事が多いのです。当院の検診はそのようなチェックを行っていますので定期的な診察が重要です。

子供の矯正(小児矯正)は、いつから始めた方が良いですか?

いつから始めるかは個人差があり、歯並びの症状は歯の生え方と顎の骨格的問題と成長過程との組み合わせにより症状が全く違います。
お子様の学校や部活、受験の時期なども考慮に入れます。治療費も自費ですから、その他のご家族のお金がかかる時はさけたいと思われる方もおられるでしょう。小学校の中学年以降になれば、装置の違いを受け入れられないことはほぼありません。逆に小学校の低学年のお子様は装置の選択が限られます。

装置が見える事を気にするのは低学年では母親が気にしている事が多く友達に冷やかされるのではないかというものが多いようです。高学年では自分がどう見られているかを気にします。しかしながら、矯正装置を友達に指摘されても実際はうらやましがられている事が多く私も本当はやりたいんだけどということです。

患者さんの意識はあってもなくても治療時期を急がなければならないケースもあります。たとえば、いわゆる上の前歯の出っ歯は小学校中学年になると運動量も激しくなり歯を折ったり抜けたりと歯のダメージが増えます。このようなケースは早めにスタートしなければ間に合いません。

逆に成人近くまで待つ場合もあります。顎の骨格の成長が著しく早期に治療しても後戻りするケースや外科矯正をしなければならないからです。このころは就職や留学などの時期の絡みが出てきます。
矯正は成人になってもできます。何歳でなければならないというわけではありません。
ただし、早期(成長が完了前)にスタートした方が治りがよいということです。成人になってしまえば、骨格の左右のずれがある場合などは歯並びは治っても顎の骨格、それに付いている筋肉群はずれたままです。オペケースもあります。家はまっすぐだけど基礎がゆがんでいます。さらに早期ならば骨格のずれが改善されます。

小児矯正では、どのような装置をしますか?

一般的に有名なのは歯にワイヤーを着けて治療をする矯正装置が有名ですが、小児の歯列不正の場合、永久歯の一部にワイヤーを用いて治療こともありますが、主に取り外し式の矯正装置を用いて治療をするケースが多くなります。
大雑把に言えばワイヤーを用いた装置は歯の1本1本の精密な治療が可能ですが、成長期にあるお子さんではそこまで精密さを求める事に意味がない場合もあります。取り外しの装置は発育を促進することや機能(舌や筋肉の動き、顎全体の動き、位置の関係)を改善する事ができるからです。

小児矯正の治療期間は、どれくらいかかるのでしょうか?

小児矯正は治療をスタートする時期や歯列の状態などによって治療期間が異なります。
通常、小児矯正は、乳歯列から永久歯列にはえかわるまでの治療をいいますので、永久歯列にはえかわるのが、おおよそ12才位となっていますから小児矯正治療をスタートした時期から12才位までと考えると分かりやすいと思います。

しかし歯列の状態や骨格的な要素も含まれるため、矯正歯科専門医にご相談して頂き子供さんの状態にあった治療内容や期間などの診断をお受けになられるのが良いと思います。

審美治療は長持ちしますか?

審美治療に限らず、お口の中の健康を長期に維持していくためには、メンテナンスが必要です。
そのためにも3~6ヶ月毎を目安にした定期検診とクリーニングをお受け頂くことにより、審美治療後の長持ちが得られます。材質も歯の汚れが付きにくい物もあり健康保険の物に比べて長持ちしやすいです。

前歯の隙間が気になるのですが、審美治療で治りますか?

前歯の隙間の状況により治療方針も異なりますが、審美治療では歯の表面を一層削り、対応する素材をかぶせることにより、歯の形態や色調を改善できます。
隙間のスペースが広い場合には、矯正治療をおすすめしますが、スペースが狭い場合には簡単に樹脂を歯と歯の間に詰める方法もあります。

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